2014年4月8日火曜日

本日、東京2連戦!

本日、東京にて『うたかたり』の公演がございます。うたかたりは、私の法話とフォークシンガー・小林啓子さんのコラボレーションで、法話の新しいカタチとして注目されています。本日は、密蔵院さまで奉納公演です。

夜は吉祥寺のニューロカフェにて『ハッピーボーズディ』を開催します。こちらはお釈迦さまにちなんだ法話をフランクに、また楽しい仲間をゲストに迎えてゆるりと楽しみます。若干数、お席に余裕があります。ぜひお運びください。

信者さんにどっぷりとお話するのとは違い、若い人たちの興味のままに語るのは難しいことですが、その緊張感とライヴ感はたいへん刺激を受けてます。今日もきっとおもしろい展開になると今からワクワクしています。


天野こうゆう『ほほえみほとけ展〜 お坊さんがつくる縁起物』

・期間3/29(土)から4/21(月)  店休日 4/1(火)4/3(木)
・営業時間10:30から18:30まで
・はせがわ銀座ギャラリー


◎今日も門前を楽しくぶらぶらしています。OHK『もんぜんまっぷ』
◎毎日、プチ法話(メルマガ)が届きます。ぜひご登録を『ほほえみ法話』
◎フェイスブックやっています『天野こうゆうのFacebook』
◎爆笑法話はいかがですか?『拝、ボーズ!!podcast』

2014年4月7日月曜日

お花に学べ

本日は高蔵寺花祭です。朝10時から薬師護摩と濯仏会をつとめます。

4月8日がお釈迦さまの誕生日。うちは1日はやく縁日に修しています。お釈迦さまはお生まれになっていきなり闊歩(堂々と七歩歩いた)され、「天上天下唯我独尊」と宣言なされました。天にも地にも尊き私の命は1つなり!という意味で、ここから仏教が始まったと云われます。

この散華は銀座の個展会場でお授けしています。
そのとき、天地はよろこび甘露の雨を降らし、大自然が大歓迎して活き活きしました。このようすを再現するために日本の寺院では、この時期に花御堂を飾り、甘茶を仏さまに捧げてお祝いするようになりました。甘茶には害虫除けの意味もあって、この時期に頂くことで人だけでなく家屋にとっても無病息災の功徳があるとされています。

このお祭で学ぶべきことは小さな花々の健気さの中に「唯一の命」に気づき、自身もその立場であることを自覚して大いなる魂の活躍を約束する。不必要なモノは何一つなくすべてを活かす方向で精進を始める。すべてが動き出す日本の春に、このような仏事があることはたいへん大きな意義があるのではないかと思います。あらためて考えてみてはいかがでしょうか。

天野こうゆう『ほほえみほとけ展〜 お坊さんがつくる縁起物』

・期間3/29(土)から4/21(月)  店休日 4/1(火)4/3(木)
・営業時間10:30から18:30まで
・はせがわ銀座ギャラリー


◎今日も門前を楽しくぶらぶらしています。OHK『もんぜんまっぷ』
◎毎日、プチ法話(メルマガ)が届きます。ぜひご登録を『ほほえみ法話』
◎フェイスブックやっています『天野こうゆうのFacebook』
◎爆笑法話はいかがですか?『拝、ボーズ!!podcast』

2014年4月5日土曜日

生臭坊主のお話

ここに来ての花冷え……堪えますねぇ。でもこの寒さが桜の花を長持ちさせるわけで、何事も平坦だと楽しみはアッという間に終わってしまう。苦労の中に楽しみを味わう、そんなことを教えられているような気がします。

さて「生臭坊主とタコ」のお話。その前に生臭(ナマグサ)について。これは俗に肉や魚を食する僧侶に対しての皮肉言葉です。また、さぼったり贅沢ばかりしている僧侶にも用いられます。いわば昔の風刺の言葉ですが、前に学んだ風俗の歴史では、男ばかりで修行する世界においての「生臭さ」を指すという説もあるとか。女人禁制は同時に男同士をも律したのだと云います。これを知ると「生臭坊主」の使い方はずいぶん難しくなりますよね。


昔、京都のとある山寺に善光(ぜんこう)というマジメな青年僧がいました。母親と2人で住み込んで勤めていました。このお寺は戒律が厳しいことで有名でした。あるとき母親が体調を崩してしまいました。どんどん衰弱していく母親に望みを訊くと「こうやってお前とご本尊・お薬師さまの側で休ませてもらえるだけで有難いことなのに、そのうえ何を望みましょうか」と涙を流して弱々しく合掌しました。

善光は「食べたいものはありませんか?」と訊ねました。すると「ここにきてずっとご精進でしたから大好きな魚貝は懐かしいね。特にタコが恋しいよ」と母は申し訳なさそうに言いました。善光は決心し、市場でタコを買いました。それを見た町の人は「坊主のくせに生ダコを買っている!生臭坊主だ!」と陰口を言いました。善光は「母のために、母のために」と祈りながら駆け戻りました。

門前には特に意地の悪い男が待っていました。「やい、善光ちゃん、いや、生臭坊主ちゃん、そこ桶の中はなにが入っているんだい?」と大声で訊いてきました。善光は無視をしようとしましたが、立ちふさがって野次馬を集めました。(私は何も悪いことはしていない、母を助けるのも大切な布施行)だと念じて、桶の中を男に見せようとした瞬間、天から降りそそぐような声で「その中身は経典じゃ、堂々と見せてやりなさい」と聞こえました。善光は恐る恐る蓋を取りました。

するとそこには立派なお経典が入っていました。野次馬は喝采の声を上げ、意地悪男は赤っ恥をかきました。お堂へ戻るとそれはまたイキイキとタコとなり、善光はご本尊とタコに感謝を捧げてから、美味しく調理して母親に食べてもらいました。母親はみるみる回復し、末永く善光を支えました。

ウソも方便といいますが、時には型を破って尽くすことも大事です。何より御仏を信じきって委ねてみること。それは私の思惟を越えた結果に導いて下さるのです。


◎毎日、プチ法話(メルマガ)が届きます。ぜひご登録を『ほほえみ法話』
◎フェイスブックやっています『天野こうゆうのFacebook』
◎爆笑法話はいかがですか?『拝、ボーズ!!podcast』

2014年4月4日金曜日

タコで縁起かつぎ

動物はよく縁起物に登場します。犬は「子宝に恵まれて安産」「不幸がい塗る(いなくなる)」、フクロウは「福の神が朗らかにやってくる」など、挙げればキリがないくらいたくさんあります。今でこそダジャレは、親父ギャグと揶揄されますが、古来から縁起物にはトンチが利いています。

タコは「多幸」「善いものに吸い付く」「体色の赤は縁起よし」「苦難を煙に巻く」など云われます。また英語で「OCTOPUS」は置いておくとパスするという語呂から、難なく乗り越えるという意味も好まれます。



川辺や海辺のお寺の伝説にはタコや亀がよく登場します。これは水害で流された仏像や鐘楼が戻ってきた際に手伝ってくれたいう言い伝えがあるからです。先人は被災しても復興の証(しるし)として、ものごとを善いほうに受けとめてきました。身近な小動物さえも吉祥、神仏の使いとして崇めるのは、仏教ならではの発想と日本人の庶民信仰の結晶といってもよいでしょう。近隣の寺社とご縁のある動物を探してみると驚きの発見があるかも知れません。

明日は「生臭坊主とタコ」の説話をご紹介いたします。お楽しみに!

天野こうゆう『ほほえみほとけ展〜 お坊さんがつくる縁起物』

・期間3/29(土)から4/21(月)  店休日 4/1(火)4/3(木)
・営業時間10:30から18:30まで
・はせがわ銀座ギャラリー


◎今日も門前を楽しくぶらぶらしています。OHK『もんぜんまっぷ』
◎毎日、プチ法話(メルマガ)が届きます。ぜひご登録を『ほほえみ法話』
◎フェイスブックやっています『天野こうゆうのFacebook』
◎爆笑法話はいかがですか?『拝、ボーズ!!podcast』

2014年4月3日木曜日

ブルーシートでチョーク攻撃

桜のお話。この時期には何かと教えられることが多いんです。人間が桜に対して一番の拷問はブルーシートで根本を覆うことだそうです。樹木は大地の表面から根は息をしているので、そこを覆ってしまうと窒息するのです。昔から花見はあったそうですが、以前はコモか筵(むしろ)でした。通気性を確保していたのですね。だから現代の花見はプロレスでいうチョーク(首絞め)攻撃をしながら、我欲を満たしているといっても過言ではありません。



うちの境内にも桜がたくさんありますが、この花の時期を迎えるまでたいへんな手入れを要します。消毒も必要ですし、落ち葉の量も半端じゃありません。しかしこの時期を迎えるとすべてが報われる。エコ、自然保護など勝手な継承は鳴らすくせに「花見」のレベルは愚の骨頂……そろそろ愛で方を考える時期が来ているような気がします。


◎今日も門前を楽しくぶらぶらしています。OHK『もんぜんまっぷ』
◎毎日、プチ法話(メルマガ)が届きます。ぜひご登録を『ほほえみ法話』
◎フェイスブックやっています『天野こうゆうのFacebook』
◎爆笑法話はいかがですか?『拝、ボーズ!!podcast』

2014年4月2日水曜日

行いでも「ありがとう」を!

サービス全盛のこの時代、とにかく「お客さま」は神様以上の存在です。そのサービスに感謝をして振る舞えば、そこからまた新しいプラスが生まれます。それが仏教で説く「施しの心」です。しかし「ワシャ、客じゃ!」と善根のサービスに土足で胡座をかいたような大ぼうな態度も多く見られます。

バイキング形式のレストランで我が物顔で料理を突き回し、後から来る人のことなど一切考えず食い散らかしたり、ホテルの部屋は散らかし放題、服屋さんでは元ある場所へ戻さず床に放おっておいたり……ラジオで言っていましたが、スーパーのレジ横にある電池コーナーにサンマのパックが放置されていたということも実際にあったそうです。この世の地獄とは正にこのようなことを申すのではないでしょうか。

今日、イタリアンレストランでランチをしました。スタッフもお客さまもたいへん気持ちのいい落ち着いた空間で食事を楽しみました。セルフで提供される焼きたてのパンが絶品で何度もおかわりを頂きました。私の後ろに並んでいた親子にパンばさみをとって差し上げると丁寧な挨拶が返ってきてますます心地よくなりました。

席について横を見ると先ほどの親子でした。お母さんと息子さん(小中学生2名)でした。物静かに食事されているなぁという印象で、微笑ましく私も食事を進めました。しばらくしてその親子はお会計に行きました。私は何気なくそのテーブルに目をやりました。



食べたあとの食器は種類に分けて重ねられ、テーブルはおしぼりでキレイに拭かれていました。そのようすは「ありがとう、ごちそうさまでした」と語りかけているようでした。私は久しぶりに爽やかな気持ちになりました。当たり前のことサラッと成す。後のことを考え、今いかなることが出来るのかをさりげなく実践する。言葉や笑顔だけでない「ありがとう」もあるのだと教えていただきました。来た時よりも美しく……という標語がありますが「立つ鳥跡を濁さず」以上の意識。菩薩行とはこういうことを指すのだと思います。


◎今日も門前を楽しくぶらぶらしています。OHK『もんぜんまっぷ』
◎毎日、プチ法話(メルマガ)が届きます。ぜひご登録を『ほほえみ法話』
◎フェイスブックやっています『天野こうゆうのFacebook』
◎爆笑法話はいかがですか?『拝、ボーズ!!podcast』

2014年4月1日火曜日

恐怖に打ち勝つ方法

怖いとビビって行動が萎縮します。夜も寝苦しくなりますよね。

以前、お化け屋敷の人形を作る作家さんのインタビューを聞いたことがあります。
A: 部屋中に幽霊やお化けの人形がたくさんありますが、怖くないんですか?
B: 怖くはないですよ。見つめられていると想うんじゃなく、こちらが見つめているんだと思い込むことです。



見られているじゃなく、見つめている。これって大きなヒントですよね。恐怖だけでなく、苦難も悩みも対人にも活用出来るんじゃないかと思います。新生活に相手を呑みこんで挑むことも大事ですよ。ご参考までに。

◎お知らせ 今日と3日は個展はお休みです。

天野こうゆう『ほほえみほとけ展〜 お坊さんがつくる縁起物』

・期間3/29(土)から4/21(月)  店休日 4/1(火)4/3(木)
・営業時間10:30から18:30まで
・はせがわ銀座ギャラリー


◎今日も門前を楽しくぶらぶらしています。OHK『もんぜんまっぷ』
◎毎日、プチ法話(メルマガ)が届きます。ぜひご登録を『ほほえみ法話』
◎フェイスブックやっています『天野こうゆうのFacebook』
◎爆笑法話はいかがですか?『拝、ボーズ!!podcast』