2014年8月3日日曜日

蝉と共に大合唱

今日は午前中(9時と11時)、二座の『高蔵寺盆合同供養祭』が営まれます。当初は盆の期間中にお留守や都合のつかない方に向けての開催でしたが、「お寺での勤行が気持ちいいから」とおっしゃる人も増え始めて、おかげさまで二座とも満席になる盛況ぶりです。

真言宗では仏前勤行次第という経本を在家(一般)の人たちといっしょに読経しますが、こと高蔵寺の檀家さんは声が大きいんです。これはよその和尚さん達から指摘されて初めて知ったことなんですが、とにかくキチッと揃うお声は圧巻です。9時の部でふと思い立ったのですが、一度『大総供養』と銘打って年末の第九合唱のように「みんなで声を揃えてお唱えする日」を設けてみたら面白いかも。1つの念仏の繰り返しじゃないお勤めはきっと圧巻だと思います。

これに負けじと境内の蝉たちも小雨の中、大合唱しています。よくよく考えたら、蝉は地中に7年間くらいいるらしいから、ズッと地中で読経や太鼓を聴いて育ったのでしょう。同じ鳴くなら境内で合掌したい。そんな願いがあるから大音量なのかもしれませんね。

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