2014年7月6日日曜日

坊さんという職業

拝、ボーズ!!』更新しました。ぜひお聴き下さい。今回のゲストは『ボクは坊さん。』と著者・白川密成(みっせい)さんです。お四国札所の住職として、また作家としてご活躍の若者です。私より10歳若いのですが、祖父の跡を継いで住職になった境遇はよく似ています。

彼は「仏教をポップに伝えたい!」という情熱をもち、あらゆる角度からわかりやすく導けるようにと頑張っています。そんな彼とラジオの中で本音トークを繰り広げました。脱線しながら、それでも真意を出し合って、日本仏教の現状とそこに置かれた状況を確認することが出来ました。

後半、雑談の中で「けっきょく、ちょっと違う。ちょっと解らない。ちょっと不思議。そんな曖昧が坊さんの素晴らしさかも知れない」という結論が出たことは今回の大きな財産だったような気がします。

職業として明確にされることは素晴らしいことなのですが、社会の認知を高めようとしてもこれだけ多種多様な情況に置かれている職業は他にありません。平均がとれない職種だといえると思います。同時に、目に見えぬ世界を拝み、祈る仕事は信じる者の浅深いによって価値願がまるで違う。世の中はどんどん明確さを求め、坊さんもそれに応えようともがいている現状。上記の言葉は現場の素直な感想なのです。無意識に肩の力がちょっと抜けました。いつのまにそんなに力んでいたのだろう……不思議なくらいに。

0 件のコメント:

コメントを投稿