2014年4月12日土曜日

タブレット画風

道具は手の延長……これは伝説の宮大工、鵤工舎の小川三夫さんの言葉です。道具に使われるな、あくまでも手先の延長。身体の一部のごとく道具を使い切る。これは何も大工さんに限ったことではありません。

ふとしたことから、iPadで絵を描くアプリを見つけました。いろいろ調べると版画やスケッチをするものも揃っています。絵だけはアナログじゃないといけない!この方面では私は少し意固地になっていました。でもその考えは見事に打ち壊してくれました。


自在です。本当に良く出来ています。指先でどんどん絵が仕上がっていくんです。もちろんかゆいところに手が届かない。でもそこがアナログなのです。これはこれで新しい画材となりうる正直な気持ちです。

よくよく調べてみると、iPadなどタブレット端末の手軽さは健常者のためだけでなく、さまざまな障害を抱えた人や力の弱くなった年配者のための開発だそうです。技術進歩の最先端はいろんな立場の方々への配慮から生まれてきているんですね。

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