テーマに「ご縁」をかかげて、お寺ではなかなか使わない俗的な例話で展開しました。涅槃や輪廻は丁重に言葉を選ぶとかえってわかりづらくなるんです。ちょっと下世話な話題から話すほうがスッと腑に落ちたりするんです。それがこういう会の魅力だと言えるでしょう。
もう少し「輪廻・りんね」について深く語るとこうなります。輪廻とは六道という「6つの地獄を生まれ変わり死に変わり苦しむ」ようすを言うのだけれど、たとえば俗に「バカは死ななきゃ治らない」というセリフから検証してみるとどうなるか。仏教的にいえば「死んで治るなら覚者(かくしゃ=悟りを開いた人)」であって、呆れた場面で使うのではなく、悟りなさいよ!というエールにもとれるわけです。
こう考えれば、六道を輪廻するということはズバリ「バカは死んでも治らない」ということ。善くなろうという意識をすてて永久に愚行を繰り返すのみ。これは性格だけではなく、身体を鍛えたり、知識を磨いたりする部分にも当てはまる。要はこの世においてどう命を燃焼させて次へ生かすのか? ここで気づかなきゃやっぱり「バカは死んでも治らない」ってことなるわけです。
さて、今日はまたまたガラッと雰囲気を変えて、倉敷美観地区にある古民家カフェで『くらしき仏教カフェ』を開催します。こちらは時間の半分以上を参加者の質問にお答えするという実験的な法話会です。まだお席に余裕があるようですので、ぜひお越し下さいませ。
◎3月の『くらしき仏教カフェ』
- 日 時 3月16日(日)午後3時〜
- 会 場 夢空間はしまや(倉敷市東町1-20)
- 講 師 天野こうゆう(高蔵寺住職)
- 内 容 法話、仏教解説、質疑応答、プチめい想など
- 会 費 1,500円(お茶代込)
- 申 込 086-422-2564(必ず予約をお願いします)
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