2014年3月24日月曜日

たとえ小さくても

ゲームの『モンスターハンター』やコミックの『進撃の巨人』に見られるように、主人公より巨大な的に立ち向かう物語が流行っています。ペプシコーラのCMでしたか新しい解釈で鬼退治に挑む『桃太郎』の鬼もバカでかい敵キャラです。日本人にとって小さな者が大きな者を倒したり、やりこめるのは好まれる美学なのかもしれません。別に倒さなくても、弱小が巨大な何かに挑んだり、逆手をとることは痛快な話題です。



空海密教では、小さく非力な者でも大きな者をうまく活用して新しい世界を見ること出来るとおっしゃっています。

鳳凰(ほうおう)につきて天涯(てんがい)にいたる

これが代表的なお言葉です。小さな蚊のような虫でさも、空を覆いつくすような鳳凰にひっつけば天空から世界を見渡すことが出来る。長距離でも自在に移動することが出来るとも解釈できます。現代に置き換えれば、私たちはさまざまな文明の利器(鳳凰)の活用して自らの力を超えた活躍をさせて頂いています……が、その目的や目標を見誤って陳腐な限界を天涯と錯覚している人が多いような気がします。



◎毎日、プチ法話(メルマガ)が届きます。ぜひご登録を『ほほえみ法話
◎フェイスブックやっています『天野こうゆうのFacebook
◎爆笑法話はいかがですか?『拝、ボーズ!!podcast

0 件のコメント:

コメントを投稿