2014年3月2日日曜日

写経はお手軽?

このところ「写経」についてよく訊ねられます。まとめるとこんな感じです。
  1. どこで学べるのか?
  2. 作法はあるのか?
  3. 何を揃えたらいいのか?
  4. 家でもできるのか?
  5. 毛筆じゃないとダメなのか?
即答するとこうなります。
  1. お寺やカルチャーセンターで学べる
  2. あると言えばある
  3. 写経用紙と書道用具
  4. できると言えば出来る
  5. ダメじゃないけど毛筆がよし
ってな、感じです。深く問うとこうなります。
  1. 学ぶのは、継続?一回かぎり?
  2. 信仰心はある?
  3. 身近な文具店にある物で?本山指定の本格的な物で?
  4. 仏間で?リビングで?
  5. 子供?高齢者?それ以外?

こんな例話があります。平安時代、貴族の妻が病気になりました。貴族は僧侶の指導を受けて21日間、懸命に写経をしました。そのようすは正に謹写でした。無事に書き上げましたが、妻の病気は治らず、その夜から毎晩、口のない幽霊が現れるようになりました。貴族は驚き怯えました。そのことを僧侶に相談すると、僧侶は書き上げた写経をもう一度チェックするように指示をしました。一枚、一枚見直してみると、その中の一文字、「如」という漢字の「口」が汗で消えていました。口のない女……それが幽霊の正体でした。貴族はその「口」を謹んで書き記しました。すると光り輝き、妻の病はたちまちに治ったと云います。


要は取り組む姿勢と篤信の差によって異なるわけです。「まずはやってみよう!」と気軽を口にしがちだけど「本式をしってしっかりに取り組むこと」が大事だと思います。お経はは御仏のお声でありお言葉です。それを知って写経すると利益の拡がりが違います。

高蔵寺では『お寺カルチャー』を開催しています。住職の空いている時間ならいつでも「おとな寺子屋(写経・座禅・作務・勤行)」「仏さま作り(陶芸or書画)」「お香講座」「仏事講座」「お遍路講座」など、2名からどなたでも受講できます。「お寺で気軽に」を合い言葉として、略して『おてカル』、どうぞご利用下さいませ。

◎高蔵寺カルチャー講座『おてカル』 
  開 催 随時(所用時間は2時間程度)
  会 場 高蔵寺客殿(岡山県倉敷市中島186高蔵寺内)
  内 容 おとな寺子屋(写経・座禅・作務・勤行)
      仏さま作り(陶芸or書画)
      お香講座
      仏事講座
      遍路講座
      いずれかお選びください。
  会 費 1講座、3,000円(別途、材料費、テキスト代が必要な場合があります)
  申込み メールにて(お問合せも)

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